からだ美人

『酵素』を上手に摂り入れましょう

  • 2013.9.18

季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。疲れを溜めずに、明日への元気を取り戻すためにも、人体に不可欠な『酵素』を摂ることが大事です。


酵素とは?

『酵素』は一言で言うと「人が生きていく上で必要不可欠なたんぱく質を主成分とする成分」です。
体内で食物の消化・吸収や代謝など、私たちの身体のあらゆる生命活動にかかわっていて、現在も研究が進められていますが、そのすべては解明されていないそうです。
ただ、私たちの身体にとって大変重要で、生きていく上で、なくてはならないものであることはよく知られています。また、最近の研究では、健康と若々しさを保つには、体内の『酵素』をいかに消耗させないかにかかっているとまで言われています。
植物が芽を出す、茎が伸びる、葉が出る、花が咲く、実が熟す...など、これらのすべては植物内のいろいろな『酵素』の働きによるものなのです。人もまた、「呼吸する」、「心臓が動く」、「食べ物を消化する」、「排せつする」など、すべての生命活動は『酵素』の働きによって支えられています。
ですから、『酵素』は生命が生きるために行うありとあらゆる行為を可能にしているものであり、『生命の根源』とも言われています。


『酵素』を大きく分けると...

『酵素』は、食べ物から摂り入れる「食物酵素」と、「消化酵素」、「代謝酵素」とに分けられます。
「消化酵素」は、体内で作り出され、食べ物の消化・吸収に働くもので、「代謝酵素」は
体内エネルギーの産生、代謝、免疫機能の維持、解毒、排せつに欠くことのできないものです。
近年、これらの「消化酵素」も「代謝酵素」も、同じ『潜在酵素』から作られるという考え方が主流になってきており、「消化酵素」をたくさん使用することで、『潜在酵素』が「代謝酵素」に使われることができなくなることから、身体の体調を壊したり、病気を治りにくくしていると言われています。


現代の食生活(ジャンクフードや揚げ物など)が『潜在酵素』の無駄使いに...

そこで、健康な生活を送るためには、体内にある『潜在酵素』を大事に使い、長持ちさせることが重要なのです。
身体の中で『酵素』が減少してしまう一番の理由は「加齢」です。歳を重ねると『酵素』が減るというよりも、「『酵素』が減るので歳を取る(老化)」と表現したほうがよいほどなのです。いつまでも若々しい人は、身体の中にたっぷりと『酵素』を持っていると言えます。

次に『酵素』が減る理由として挙げられるのは、現在の食生活、特に肉や揚げ物は消化するのに多くの『酵素』を必要とするので、胃腸(「消化酵素」を出す器官も含めて)に負担がかかり、野菜や穀物を食べたときと比較しても、かなりの『酵素』を無駄使いすることになります。「若い頃に比べて、脂っこいものが食べられなくなった」というのは、体内の「消化酵素」が減ってきたということが原因かもしれません。

私たちは元々、多くの『酵素』を身体の中に持っています。
しかし、体内で作り続けられる『酵素』もその量は限りがあるものなので、無駄使いしないように、また、外から上手に摂り入れていくことが健康を維持するために大切になってきます。


1. 発酵食品には『酵素』がたくさん!

日本には古くから納豆、しょうゆ、味噌などたくさんの発酵食品があります。食の欧米化に伴って、その伝統が揺らいだこともありましたが、最近では「塩麹」※がブームになるなど世界で類を見ないほどいろいろな発酵食品があり、その機能性とおいしさで見直されています。それらの発酵食品を食べることは身体の中の『酵素』の無駄使いを防ぐことにつながりますので大いに活用したいところです。

※塩麹とは?
麹に、塩と水を混ぜて発酵・熟成させたもの。発酵食品である塩麹は、ビタミンや乳酸菌を豊富に含み、成長・美肌作用が期待される調味料です。野菜に漬け込んだり、肉や魚に塩麹をまぶしてから焼くと柔らかく、おいしくなります。


2. 果物・野菜からもたくさんの『酵素』が...

固かったバナナが少しずつ黄色になって熟していくのも、バナナ自身に含まれている「食物酵素」の働きによるものです。
生の食物に含まれている『酵素』は、煮たり焼いたりするとほとんどが死んでしまいます。ですから、『酵素』を摂り入れるためには生で食することが大事です。生の魚、生の果物、生の野菜にも『酵素』がたっぷりと入っています。
ビタミン・ミネラルを摂り入れるために、温野菜にするとたくさん食べることができ、また身体を冷やさないという利点もありますが、「食物酵素」を摂り入れるためには、生で食べる必要があります。


一生の間に作られる『酵素』の量は決まっているとのこと。元々、持っている『潜在酵素』を大事に使いましょう。

米国の『酵素』研究の第一人者であるエドワード・ハウエル博士による、「生物が一生に作ることができる『酵素』の総量は決まっている」という説が注目を浴びています。
ハウエル博士は、一定の『酵素』を『潜在酵素』と呼び、その『潜在酵素』を使い切ったときが、その生命体の寿命が尽きるときであると言われています。
『酵素』の量が、その人の生命を支える重要なカギであることは確かなことです。体内に『酵素』が豊富にあれば、生命エネルギーも代謝もうまくいき、免疫機能も高くなりますから、健康な状態を維持するためには、体内の『酵素』の消耗を抑える、つまり『酵素』を無駄使いしない生活が重要と言えます。
『酵素』の無駄使いを防ぐには"『代謝酵素』も『消化酵素』も無駄使いしない生活"ということになりますので、具体的に下記の点を心掛けましょう。


■日常生活において
・過度な運動はなるべくしない
・ストレスを感じない生活を送る

■食生活において
・脂っこい食事は控える
・1回の食事で食べ過ぎない
・発酵食品を多く摂るように心がける
・野菜、果物など生の食品を食べる
・『酵素』を多く摂取する

いかがでしたか?
最近では、『酵素』を入れた「酵素ドリンク」も話題になっています。
お肌の新陳代謝を促進して美肌を保つためにも、私たちの身体に欠かせない、活きた『酵素』を積極的に摂り入れていきましょう。